DAOとO/Rマッピング、そしてオン・ザ・エッジ

DAO

最近、研究であるシステムを開発しているのですが、ビジネスロジック層とデータアクセス層の間の橋渡しをするDAO(Data Access Object)をPHPで組んでみることにしました。そう決心したのはWEB+DB PRESS vol.28でDAOが紹介されており、試してみたくなったからです。その記事ではJavaを対象にして書かれていますが、考え方はPHPにも十分応用できます。

実感としてはDAOはかなり良い感じです。プロトタイプシステムや小〜中規模システムで威力を発揮しそうです。最初からすべてを今流行のO/Rマッピングツールに頼って実装するのもありですが、まずはDAOから導入で十分な感じがします。それに、段階を踏んで実践する方が勉強になりますし。

O/Rマッピング

それで、今日はSixApartの宮川さんの「PerlStyle」第2回「PerlでEntity Bean !」(WEB+DB PRESS vol.8)を読みました。この記事はもう4回くらい読み直しています。(笑

この記事が載っている雑誌は2002年5月に発行されたようで、もう3年以上も前なんですね。しかし、3年以上昔でも立派なO/Rマッピングツールがあったのです。それはClass::DBIです。記事を読んでいても、かなり簡単にO/Rマッピングが実現されているのが読み取れます。

一方、PHPで有名なO/Rマッピングツール、DB_DataObjectはいまいちな印象を受けます。あくまで最近の雑誌で読んだ印象ですが。実際のところ、Class::DBIのようにスカッとO/Rマッピングしてくれるのでしょうか。DAOの勉強がひと段落したら、また自分で確かめてみようと思います。

オン・ザ・エッジは、まさに最先端を行く会社だった?

テンプレートエンジンやO/Rマッピングは今でこそ当たり前のようにWebアプリケーション系のシステム開発に使われるようになりました。しかし、この記事が書かれた3年以上も前は、そうでは無かったのではないでしょうか。

この宮川さんの「PerlStyle」の連載のレベルからして、オン・ザ・エッジ(現ライブドア)は相当技術力、未来予知能力のある会社だったと考えられるのではないでしょうか。宮川さんがおられた当時のオン・ザ・エッジは、ただものの会社ではなかったですね、確実に。

WEB+DB PRESS Vol.28